知的障害者通所授産施設「ゆうあい作業所」
(鳴門授産センター藍住分場・徳島県)には
月に2回ゆうあいアートクラブに通ってます。
パステルカラーが大好きな竜ちゃんや
いつもきっちり整列した絵を描くカンちゃん・・・・・
楽しい仲間の表情や創った作品を紹介していきます

メンバーの作品(新作)ページただいま制作中です。


書に挑戦!創作風景 2000.9

いつもやってるアートクラブの時間、ちょっと気分を変えて書に挑戦してみました。


●03_8_04 ふすまに絵を描こう
ふすまが汚くなったから、張り替えたいという所長さん。
それならアートさせて下さいとお願いしたら3枚だけ描かせて下さることになった。
真夏の太陽の元、文字どおり熱い(暑い)アートクラブがはじまった。
まずは、外に出てシャボン玉遊び。枠をマスキングしたふすまにシャボン玉を描く。

その上から、アクリル絵の具を流してみる。なかなかいい感じかも・・・。


絵の具が流れるのがおもしろかったらしいてっちゃん(左)。
コツをつかんでセッセと絵の具を流す。


私の頭の中ではタイトル・・・「シャボン玉が咲く」。
・・・・だったはずだけどなかなかうまくいかないのがまた楽し。
天袋のふすま(右)は竜ちゃん作のシャボン玉。これもなかなかいいかも・・・。

●03_7_14 よく見て描こう
彼らは、とってもすばらしいアートを生み出してくれるけど、ほんとのこと言うと毎回毎回いい作品が仕上がる訳じゃない・・・。いいとこ、5回に1回くらいの確率でほんの数点スゴイかも!!という作品が生まれる程度。そんな中、今日は珍しくみんなの調子が良く、集中力もすごくて黙々と描いてくれた。
たま〜〜にこんなに気持ちのいい、すばらしい日があるんデス。


うちから連れて行ったメダカをとっても集中して描いてくれたかおりさん(手前)と
力強い小松菜を描いたタクちゃん(後方)。


かおりさんのメダカ(卵をつけたメダカもいる)とタクちゃんの小松菜


野菜を描くのが得意なかずひろさん。彼はまず最初に画用紙の上に野菜を置いて形をとることから始めるので、ほぼ原寸大の野菜の絵が仕上がる。真っ黒に塗ったクレヨンの上で赤い絵の具が水玉に弾くのがおもしろくて何度も何度も繰り返す。この水玉・・・乾いてしまうと剥がれてしまうかもしれないのが残念。


男前の上田君(写真がないのが残念)は、花を描くのが得意。今日はひまわり(?)をコツコツと描く。ほんとにステキな絵になった。こんな柄のTシャツ欲しいね〜って参加してくれたボランティアさんたち。

●03_1_27 大きな紙に描こう
ほんとはもっと大きな紙に描きたかったんだけど、広げる場所がなくて結局半切サイズの用紙に好きな絵を描く。好きな絵を描いてって言うと、みんなそれぞれ決まったモチーフがあって、汽車だったり、トイレだったり、木だったり、職員の顔だったり、ラブレターだったり。

カンちゃんの場合は眉毛の濃い人の顔かチューリップ。今日はチューリップ4本(何を描くにも必ず偶数)。折れたクレヨンを最後まで使い切る。さらに絵の具も一本使い切る。残り少なくなったら直接紙に出して完璧に使い切る。30分の時間延長でみごとなチューリップが仕上がった。オツカレサマ。